
節約のためとはいえ、手作りお弁当はなかなか続かないですよね。
「せっかく自炊するのなら、野菜を入れて栄養バランスを良くしたい!」
「でもそうなると、色々なおかずを考えなくちゃならない…。」
と、だんだん複数のおかずのメニューを考えるのが面倒になって、結局弁当作りを休んでしまったということはありませんでしたか?
実は、1品のおかずだけで野菜がたっぷり摂れるお弁当を簡単に作ることができるんです!
今回は、その「米+1品おかず弁当」と、おすすめの1品おかずのレシピ5つ、さらに手作りお弁当が続くコツもお伝えしていきます。
手作りお弁当って、どれぐらい節約できるの?
節約と言えば、手作りお弁当というイメージがありますが、実際どれぐらいの節約になっているのか、よくわからないですよね。
では実際に、手作りお弁当とコンビニ購入、外食の3つの場合で、同じ唐揚げを食べたと仮定して、比べてみましょう。
【手作りお弁当の場合】
ご飯1杯(25円)、卵1個(15円)、冷凍唐揚げ3個(120円)、ミニトマト2個(15円)、ブロッコリー1房(20円)だとすると、合計195円です。
選ぶおかずによって多少価格は前後するかもしれませんが、手作りお弁当は1食約200円で作ることができます。
【コンビニで購入した場合】
おにぎり1個(120円)、サラダ(250円)、唐揚げ1セット(240円)だとすると、合計610円
【外食した場合】
唐揚げ定食だとすると、合計1,000円
このように同じ唐揚げを食べたとしても、手作りお弁当はコンビニ購入と比べて約400円の節約、外食と比べて約800円の節約になります。
つまり、1回手作りお弁当を持っていくだけで少なくとも400円の節約になっているんです!
ということは、週に1回でも手作り弁当にできたら、400円×4日=1600円の節約に、1日おきに週3回に増やせたとしたら、400円×12日=4800円の節約になります。
これを3ヶ月、半年、一年と続けられたらかなり大きな額になってきますよね!
ですので、週1でもお弁当を作り続けることが節約への近道となります。
手作りお弁当が続く「米+1品おかず弁当」とは?
記事の冒頭で紹介した「米+1品おかず弁当」とは、その名の通り、お米とメインのおかず1品だけで構成されています。
そのメリットを詳しく説明します。
米+1品おかず弁当のメリット
「米+1品おかず弁当」のメリットは次の3つです。
- 考えるおかずは1品
- 1品だから時間もお金も節約できる
- レシピ次第で野菜もたっぷり摂れる
考えるおかずは1品
1品おかずは、晩御飯の時に1度に2-4人前のメイン1品を作ります。
そして、それをお弁当用に一人前ずつ分けて用意します。
つまり、晩御飯のメインおかずさえ考えれば、お弁当のおかずは考えなくていいんです!
もうお弁当のおかずをあれこれ悩まなくて済みますよ!
1品だから時間もお金も節約できる
おかずが1品だと「メニューを考えて、材料を切って、調理する」という一連の作業が1回で済むので時短になります。
また、一度に何食分かの調理をするため、ガスや水道などの光熱費の節約にもなります。
さらに、ニンジンや玉ねぎをまるまる1個使い切ることができるため、冷蔵庫の中がスッキリし野菜を腐らせることも減りますよ。
最初は一度に2-4人前の料理を作るのは、ハードルが高いと感じますよね。
確かに1人分と比べると、切ったり加熱したりする時間が少しかかるかもしれませんが、実際作ってみると、1人分を作る時とさほど変わりません。
2-4人前を初めて作るので心配という時は、最初は休日に作ってみて、2-4人前を作る感覚を確かめてみるのもいいかもしれません。
レシピ次第で野菜もたっぷり摂れる
野菜の入った晩御飯のメインを2-4人前作っておくだけで、お弁当でも野菜をしっかり摂れるものになります。
そうなってくると、晩御飯のメインおかずのレパートリーが気になりますよね。
野菜をふんだんに使った1品おかずのレシピは後半にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
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これだけで十分満足な「1品おかず」のレシピ5選
野菜も摂れて1品で十分満足できるようなおススメおかずを5つ選んでみました。
飽きが来ないように、レシピの中では沢山のアレンジも合わせてご紹介していきますね!
野菜炒め
冷蔵庫の余っている野菜消費にもなり、味変もしやすい優秀1品おかずです!
材料(4人前)
- もやし 1袋
- キャベツ 1/6玉
- ピーマン 1個
- 豚肉 200g
- サラダ油 大さじ1
- 醤油 小さじ1
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- 塩コショウ 適量
作り方
- キャベツとピーマン、豚肉を食べやすい大きさに切る。
- サラダ油を入れ、豚肉を色が変わるまで軽く炒める。
- 野菜を加え、しんなりするまで炒める。
- 調味料で味付けして、全体に混ざったら完成!
- 豚肉の代わりにちくわや厚揚げを入れるとより節約になります。
- 味も、豆板醤や、和風だし、マヨネーズを入れたり、チューブ調味料の柚子胡椒や豆板醬、梅肉、きざみ青じそなどを後入れしたり、とアレンジ自在です。
野菜たっぷりオムレツ
オムライスみたいにお米と一緒に食べても美味しいですよ!
10個入りの卵を買ってしまい、賞味期限が迫っている時におすすめです。
材料(2人前)
- 卵 4個
- ニンジン 1/3本
- 玉ねぎ 1/2個
- ピーマン 1個
- マヨネーズ 大さじ1
- 塩コショウ 適量
- ケチャップ 適量
作り方
- 野菜をみじん切りにする。
- ボウルに卵を割り入れ、塩コショウを振って、かき混ぜておく。
- フライパンにマヨネーズを入れ、野菜がしんなりするまで炒める。
- 卵を流し入れて、菜箸で全体を軽く混ぜる。
- 固まってきたら、蓋をして弱火で蒸し焼きにして、火が通ったら完成!ケチャップをかけて召し上がれ!
- 冷凍もできますが、時間のある朝の朝ご飯兼昼ごはんにしてもいいですね。
- チーズやソーセージを入れても美味しいですよ。
チキンステーキ
少し贅沢にがっつり食べたいときに!焼くだけで簡単です!
材料(4人前)
- 鶏肉 300g
- ニンジン 1本
- 玉ねぎ 1個
- 塩コショウ 適量
- サラダ油 適量
- 醤油 適量
作り方
- 鶏肉は大きめの一口大に切って、しっかりめに塩コショウをふる。
- 野菜を食べやすい大きさに切る。
- 耐熱容器に野菜を入れて、600Wの電子レンジで2分ほど加熱して、軽く火を通しておく。
- フライパンにサラダ油を入れ、鶏肉、野菜の順に焼いていく。
- 片面が焼けたら、裏返して蓋をして蒸し焼きにする。
- 火が通ったら、仕上げに醬油で味を調えて完成!
- 鶏肉の代わりに豚肉にしても美味しいです。
- 味は、「ニンニク醤油」や「みりん味噌」、生姜焼き風などアレンジできます。
煮物
冷凍すると味が染みて、より美味しくなります。一石二鳥ですね!
材料(4人前)
- 鶏肉 1枚
- ニンジン 1本
- 大根 半分
- しいたけ 6枚
- だしの素 小さじ1
- みりん 大さじ3
- 醤油 大さじ3
- 水 150cc
作り方
- ニンジンと大根はいちょう切り、しいたけは食べやすい大きさに切る。
- 鶏肉は一口大に切る。
- 鶏肉を軽く炒めた後、野菜も加えて全体を炒める。
- 水と調味料を加え、野菜が柔らかくなるまで煮詰めれば完成!
- 鶏肉の代わりにちくわや厚揚げを入れるとより節約になります。
- 野菜はあらかじめ、電子レンジで加熱しておくと時短です。
酢豚
ご飯が進む味付けで冷めても美味しい酢豚です。
肉ボールにすることで、冷めても柔らかく食べやすくなりますよ!
材料(4人前)
- 豚小間切れ肉 300g
- ピーマン 1個
- 玉ねぎ 1個
- ニンジン小 1個
- 塩コショウ 適量
- 片栗粉 大さじ2
- サラダ油 適量
- 〇酢 大さじ2
- 〇砂糖 大さじ2
- 〇醤油 大さじ1
- 〇ケチャップ 大さじ6
- 〇鶏がらスープの素 小さじ1
- 〇片栗粉 小さじ2
- 〇水 160cc
作り方
- 野菜は食べやすい大きさに切る。
- 〇の調味料を混ぜ合わせて、合わせ調味料を作っておく。
- ボウルに豚小間切れ肉と塩コショウ、片栗粉を入れて揉み込んだら、一口大に丸めて肉ボールを作る。
- フライパンにサラダ油を入れ、肉ボールを転がしながら炒め、火が通ったら取り出す。
- 同じフライパンに野菜を入れて、しんなりするまで炒める。
- 肉ボールをフライパンに戻し、合わせ調味料を入れとろみがついたら、完成
- 豚肉の代わりに、鶏肉や厚揚げを使うとより節約になります。
- 少し濃いめの味付けにすることで、冷めても美味しく頂けます。
手作りお弁当を続けるコツ
当日の朝は、朝食や身支度などに時間を追われ、1日の中でも一番忙しい時間帯ですよね。
そんな忙しい毎日でも手作りお弁当を続けるコツを5つお伝えします。
- お米は冷凍保存でも美味しく
- 1品おかずは冷蔵と冷凍を使い分けて
- 忙しい朝は電子レンジでチンするだけ
- お弁当箱は保存と温めがラクなタッパで
- 同じ料理も味に変化をつけると飽きが来ない
お米は冷凍保存でも美味しく
ご飯は当日の朝、炊飯器から入れると、余ったご飯の仕分けや炊飯釜の洗い物などをしなくてはならないですよね。
その作業をしなくて済むように、あらかじめ、冷凍保存しておいたものを持っていくことをお勧めします。
冷凍したものでも、保存の仕方によっては、炊き立てと変わらないぐらい美味しく食べることができます。
休日にまとめて3合ぐらい炊いておくと、平日はチンだけで良いので、ラクができますよ!
ご飯を美味しく冷凍保存する方法は次の4ステップです。
ご飯の冷凍保存方法
- ご飯が炊けたら、すぐに1食分ずつラップで包む。
- 包んだら、厚さ2cmぐらいになるまで平らに押し広げる。
- 人肌程度の温度まで粗熱をとる。
- 冷凍庫に入れて保存する。
ポイントを押さえて、冷凍保存でも美味しいお米を食べましょう!
1品おかずは冷蔵と冷凍を使い分けて
晩御飯に一気に1品おかずを作ったとしたら、晩御飯分を取り分ける時と同時に一食分ずつ容器に詰めていきます。
同時に詰めることで、一食分ずつの量の調整が簡単にできますよ。
また、翌日食べる分は冷蔵に、それ以降の分は冷凍します。
冷凍してしまうと、その分電子レンジで温める時間が長くなります。
翌日食べる分は冷蔵保存しておくと、朝の解凍時間の短縮ができますよ。
忙しい朝は電子レンジでチンするだけ
当日の朝は、あらかじめ冷凍保存しておいた「米+1品おかず弁当」を電子レンジで2分ほどチンするだけです!
お米はおかずの入っている容器に入れても、ラップのままおにぎりとして持って行ってもいいので、おかずの種類に合わせて選ぶと良いでしょう。
このように、もし寝坊してしまっても、「米+1品おかず弁当」はあなたの味方になってくれるはずです!
お弁当箱は保存と温めがラクなタッパで
詰めるタッパは、電子レンジ加熱と冷凍が可能なタッパがおすすめです。
タッパには様々なキャラクターのオシャレなものも沢山あります。
そんなタッパに詰めると、お弁当作りもより楽しくなってきますよ!
ぜひ自分にあったものを探してみてはいかがでしょうか。
同じ料理も味に変化をつけると飽きが来ない
何日も同じ料理だと飽きてしまいますよね。
そんな時は、2-3種類のおかずをローテーションして食べていきましょう。
休日にまとめて作ってしまえば、平日の夜に沢山作る必要もなく一石二鳥ですね!
また、調味料チューブを足して、味を少し変えるだけでも飽きることなく続けることができますよ。
調味料チューブの種類は、柚子胡椒や豆板醬、梅肉、きざみ青じそなど色々ありますので、ダイソーやスーパーなどで好きな味を探してみてもいいかもしれません。
どうしても「1品おかず」が作れない時は?
仕事が忙しいと、どうしても作れない時も出てきますよね。
最後に、そんな時の対処法を以下の3つご紹介します。
- インスタント食品や缶詰を活用する
- おかずだけスーパーで調達
- 思い切って息抜き日に
インスタント食品や缶詰を活用する
缶詰
缶詰は安い時に買いだめをしておくと「今日、お弁当のおかずがない!」という時でも安心です。
おすすめの缶詰は、焼き鳥缶やサバの味噌煮缶、いなばのグリーンカレーです。
職場に、缶を捨てる場所がなければ持ち帰る袋を用意した方いいですね。
もし、電子レンジが使えるなら、耐熱容器を忘れないように!
でも、お米と同じ容器に入るなら、耐熱容器は不要ですね。
ちなみに、防災や新型コロナにかかって自宅謹慎のような非常時にも使えますよ。
納豆、もずく、めかぶ、豆腐
スーパーで3パックになって売っている納豆、もずく、めかぶ、豆腐も立派なおかずです。
ちょっと足りない時に、冷蔵庫からすぐに1パック持って行けて手軽です。
ですが、納豆は匂いや食べた後の容器の捨て方などをあらかじめ考えといた方が良さそうですね。
豆腐は、醤油やドレッシングなどかけるものを忘れないように。
刺身を買ったときについてくる醬油パックなどが余っていたら、それ、使えますよ!
インスタント味噌汁
寒い日は温かい汁物が飲みたくなりますよね。
コンビニで買うと高いですが、あらかじめ安いスーパーで買って持っていくと節約になります。
インスタント味噌汁が沢山入ったバラエティセットなどを買っておくと、色々な味が楽しめます。
職場にお湯がない環境でも、熱いお湯を魔法瓶に入れて持っていけば代用できますよ。
ただし、お椀は持っていくのを忘れないようにしましょう。
もし忘れたとしても、紙コップで代用はできます。
おかずだけスーパーで調達
近くにスーパーがあるなら、スーパーでお惣菜を買うのもいいと思います。
スーパーなら揚げ物1つ100円ぐらい、千切りキャベツも100円しないぐらいで売っているので、お弁当を買うよりは節約になります。
ただし、お米は持って行くようにしましょう!
コンビニでもいいのですが、スーパーと比べるとどうしても割高になってしまいます。
また、新商品やデザートが目につきやすいところに置かれているので、節約のためには、
ついつい買ってしまわないように注意が必要ですね。
思い切って息抜き日に
これらのおかずや、冷凍保存しておいたお米がない日もありますよね。
そんな日は、思い切って息抜き日として好きなお弁当を買ったり、外食したりしてもいいですね!
手作りお弁当は続けることが重要ですので、息抜き日はしっかり楽しんでください!
まとめ

「米+1品おかず弁当」で手作りお弁当を続ける方法についてご紹介しました。
「米+1品おかず弁当」は
- 考えるおかずは1品
- 1品だから時間もお金も節約できる
- レシピ次第で野菜もたっぷり摂れる
といったお弁当の作り方です。
今まで何度もお弁当作りを断念してきたあなたも、今度こそ「米+1品おかず」でお弁当作りを始めてみませんか?
無理せず作れるときに作って、気長に続けてみましょう!
お金の基礎知識やプロの貯め方・殖やし方を学んで将来への不安と戦おう
節約する大きな理由の1つに、「将来に対する漠然な不安」があると思います。
今は健康でもずっと健康のまま過ごせるかはわからないし、年金ももらえるかどうかわかりませんからね。
そんな不安にただ耐えるのではなく行動してみませんか?
お金について勉強すれば、今まで気づかなかった節約法に気づけたり、お金の殖やし方を考えはじめたり、視野が広がりますよ。
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